今回は、サブコンピューターで裏技を公開。
ということですが、
まず、このご時世にサブコンピューター?と思われる方も多いと思いますが、
ECU書き換えが人気のこのご時世でもサブコンピューターはまだまだ需要があります。
理由としては、サーキットなど、頻繁にセッティングされる方にとっては、
ECUの書き換えは非常に使いにくいのです。
書き換えにすごく時間がかかる・・・
そのため、ECU書き換えで、ベースを作り、サブコンピューターで現場調整するような内容が流行っています。
そんな、サブコンピューターを今回はダイノジェットさんパワーコマンダーを使用し、
ピットロードリミッターの作り方を説明していきたいと思います。
こちらがパワーコマンダーのマップになるわけですが、
まず今、左側に【マップポジション1】と言うように表示されています。
これをパワーコマンダーのツールを使用し、【マップポジション2】を追加します。
パワーコマンダー(たいていのサブコンピューターは)マップが2つまで入れることができます。
そして、【マップポジション1】に走行用のマップを入れ、【マップポジション2】をピットロードリミッターにしていきます。
【マップポジション2】も同じような表が表示されますので、
まず燃料調整です。
ピットロードリミッターを作る上で、
まず、リミッターを60km/hにしたい場合、
各ギアで60km/hが何回転なのかを計算します(タイヤの外周やギア比を使用)
そして例えば、7500回転が60km/hだとします。
7500ギリギリで61km/h出てもいけないので、7250から上を変更します。
7250より上の回転数の数値を-100%と入れます。
これがどういうことかというと、-100%ということは
燃料-100%。つまり燃料カットしている状態になります。
これで、7250回転で燃料カットされるため、リミッターがかかるような形になります。
これで、燃料マップは完成。
次に点火時期のマップですが、こちらも同じように、7250より上を-100%するか・・・と言うと
これは違うんですね。
点火時期のマップで、-100%ということは、
-100%遅角しているだけなんですね。
決して点火カットしているわけではないんです。
これは危険な数値なのでやめましょう。
点火マップはそのまま変更しないでで大丈夫です。
後は、マシンの方にマップ切替スイッチを付けてあげることで、
【マップポジション2】に切り替えると約60km/hでリミッターがかかるようになります。
簡単ですね。
裏技と言うほどでもありませんでした。
YouTube動画を見ていただければ、もっとわかりやすいかもしれません。
宜しくお願い致します。