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お客様の車両で、純正から、リチウムイオンバッテリーに変える作業がありましたので
YouTubeもふくめアップしました。
皆さん、バッテリーで痛い思いしたこと、多いんじゃないですか?
久しぶりにエンジンをかけようとしたら、
あれ?バッテリーが弱い。かからない。どうしよう。
あるあるですよねー
さて今回は、そんなバッテリーのお話をしたいと思います。
まず、メカニックから訂正とお願いです。
①バッテリーは弱くなったら充電すればずっと使用できる。
これ。間違いです。
少し弱くなったくらいでしたら充電すれば復活しますが、完全に上がってしまったバッテリーは生き返ることはありません。
バッテリーが上がった状態で、電圧を計ってみましょう。
3Vとかですと、終了です。
バッテリー交換です(´;ω;`)
10Vくらいだったら復活すると思います。
②ずっと充電器にかけておく。
これもメカニック視点からすると、やめてほしいですね。
最近では、満充電されると自動で止まる充電器がほとんどですが、
また少し電圧が下がると充電がはじまります。
これによりバッテリーに必要以上の負荷をかけてしまいます。
傷める原因にもなります。
充電について全否定するわけではありません。
久しぶりに乗るときに、弱くなってそうでしたら、必要分だけ充電する。
必要以上に負荷をかけない。
これが良いですね。
では、バッテリーはどれくらい持つのか。交換時期は?
メーカー推奨は2年です。
私もバイクショップでメカニックをやっていたころは、2年で交換を推奨していました。
バッテリーで問題が起きたこともありません。
しかし、なかには5年、6年そのままで大丈夫だったよ。という方もいます。
そんなケースもあります。
バイク便や、新聞配達など頻繁に乗るバイクには多い傾向です。
しかし、事が起きてからでは遅いので、なるべく時間管理はしてほしいですね。
さあ、バッテリー交換。
バッテリー。2輪のバッテリー高いんですよ。
4輪のバッテリー、6000円で買えるのに!って言われたこと多いです。
何でしょうね?やっぱり生産量の差ですかね?
18000円とか平気でします。
でも仕方がありません。
最近のインジェクションバイクはバッテリー命。電気がなければただの鉄の塊ですから。
必要経費です。
最後に、もう一つ上のお話。
最近流行りのリチウムイオンバッテリー。
これどうなの?ってお話し。
はっきり言って、2輪業界ではまだ安定していないと思っています。
少し前まで、2輪業界でリチウムイオンバッテリーが出てきてから数々のトラブルもありました。
私もレース車両に使用してのテストも行いましたし、お客様にも付けました。
当時は当たり外れがあるだの、高価だのと、色々ありました。
そして、リチウムイオンバッテリーは冬、寒さに弱い。
そもそもバッテリーは寒さに弱いのですが・・・
もう動かない・・・
今は改善されていますかね?
冬になると急に機嫌が悪くなっていました。
そんなこんなで、昔は色々なメーカーが手を出していましたが、
販売メーカーも多く消えていき、今では数えるほどしか販売しておりません。
しかし、今、生き残っているメーカーは大丈夫じゃないですかね。
AZバッテリーさんや、ダートフリークさんなどがありますね。
私はダートフリークさんのリチウムイオンバッテリーを使用しています。
長年使用していますが、問題ありません。
ちなみに、リチウムイオンバッテリーの寿命は長く、5から6年くらいと言われています。
しかし、内容を承知の上で取り付けられるお客様ばかりではないので、
レーサーにはお勧めしますが、私はまだ街乗り車両に推奨するのは怖いですね。
冬に止まったと言われるのが怖いです。
しかし、取り付けて問題なければ、良いことだらけ。
そう。超軽いんです。
ちなみに250㏄で言うと、9BSサイズで純正が3000グラム。
これを同等のリチウムイオンバッテリーにすると600グラムへ!
5分の1ですよ!5分の1!
皆さん2.5㎏痩せるの大変じゃないですか?
更に寿命も長いとくれば、使用できるところでは使用したいです。
少しまえから、KTMさんなどが純正でリチウムイオンバッテリーを使用していたような気もします。
リチウムイオンバッテリーが標準になる日も、近いのではないでしょうか?